2023年7月のLINE公式アカウントに関するニュースの中から、気になるトピックをまとめてお知らせいたします。
広がるLINE連携の輪:Retty×LINEで予約
タイトル:Rettyが「LINEで予約」と連携!Rettyの飲食店をLINEで直接予約できるようになりました
リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000004025.html
Rettyの予約在庫の情報がLINEで予約と連携されるというニュースです。LINEアプリは多くの人が使っている(&頻繁に開いている)ので、全部LINEアプリ上で完結出来たら便利ですよね。このニュースはそんな流れが加速していく事を表していると思います。これからもまだまだ「LINE×〇〇」の輪が広がっていくことでしょう。
相乗り&配車サービス「NearMe」×LINE
タイトル:パーソルP&TとNearMe、AIとLINEを活用した配車サービス本格化 一部事業者にテスト導入へ
こちらも上と同じく、LINE×〇〇(ここでは配車サービス)という事でピックアップしました。
NearMeは自宅/ホテル⇔空港などのシャトルバス的な立ち位置で相乗りして料金を安く済ませることが出来るサービスのようです。それらをアプリを使って合理的・効率的に配車していくサービスなのですね。タクシー業界はDX化を早くして欲しい業界(私的)No1ですが、こういったスタートアップ企業の頑張りは応援したいなと思っております。新しいアプリを開発&アプリストアに並べるだけだと、なかなかインストールしてもらえない昨今のスマホ画面争奪時代ですが、LINEと連携することで、普及を早めるというメリットがあると感じます。LINE×〇〇はこれからもまだまだ広がっていくでしょう。
LINEボットメーカーで、LINE公式アカウントにchatGPTを簡単実装
タイトル:ユーザーローカル、ChatGPT搭載LINEボットをすぐに作成できる「LINEボットメーカー」を無償で提供開始~ノーコードで任意のキャラクターのLINEボットを作成可能~
ユーザーローカルがとても簡単に、chatGPTを使ったBot作成ツールを公開しました。なんとLINE公式アカウントとの連携もノーコードで簡単。実際に試してみたところ、10分で出来ました。LINE公式アカウントを既に保有していて、Messaging APIを使ったことのある方であれば、すぐできます。ぜひお試しください。
今のところ、無料でBOTが使えますが、今後どこかのタイミングでちょっとはコストがかかってくるのかなと思います。それは仕方ないですよね。
実際に構築した弊社のLINE公式アカウントを以下に案内しておきます。新入社員のアップ李田男が自動で24時間回答します↓ Botの名前は3秒で決めました、安直で恐縮です。
LINE公式に画像を送れば文字を書き起こし&要約してくれる便利AIツール「アイヘルパー」
タイトル:「小さい文字が読めない、わかりづらい」からサヨナラ。写真から全文を10秒で文字起こし、わかりやすく要約する「アイヘルパー」を2023年8月1日リリース
リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000120072.html
こちらはDXベンチャーのアルパカ社が提供を始めるサービスです。ちょっとした時短ツールとして便利そうだなと思い取り上げました。筆者が最近、紙の資料と文字量で困ったのはお役所での手続きと補助金関係の手続きとかですかね。公的な手続きなどで活用できないかと、ふと思ったのでした。
飲食店向けLINE公式アカウントの施策
タイトル:飲食店における友だち獲得は、「ガチャ」が決め手!- 友だち登録率が10.9倍伸長 –
こちらは公式Noteの記事からピックアップ。筆者は今のところLINE公式アカウント(拡張ツールなし)かLステップ、エルメの導入支援しか行ったことがないのですが、LINE公式アカウントの拡張ツールは本当にたくさんあります。こちらの記事では DOTZ社が開発提供している「ジーニーforレストラン」というツールの導入事例を紹介。ガチャをフックにして友だち登録を促すという施策はとても良いなと思いました。
複数のLINE公式アカウント関連ツールを連携可能?
タイトル:LINEでサブスクができる“サブスクライン“がLINEマーケツールと併用できる『Webhook機能』をリリース
こちらの記事はAPIを使った拡張ツールを理解する上で非常に有意義な記事なので取り上げます。Webhook機能というのは、LINE公式アカウントのケースで説明すると、LINE公式アカウントとLステップやエルメなどの拡張ツールを連携する(情報のやり取りをする)ための仕組みのことです。これがないと連携できません。そして、このWebhookについて、記事でも触れられていますが、一つのLINE公式アカウントに対して「エルメ」「Lステップ」2つ連携する、みたいなことが出来ません。
エルメとLステップは機能が大きく被っているので、連携する必要性があまりないですが、この「サブスクライン」は、機能特化型のツールなため、エルメやLステップと併用が出来るように今回、新機能がリリースされましたという記事になります。例えば上記で取り上げているchatGPTなんかもLINE公式アカウントと連携したいユーザーはいると思いますが、現状、Lステップを使いながらchatGPTとも連携、は出来ないです。LINE公式アカウントとchatGPTだけを直接連携するだけだと、分析機能などが不十分になるので、今のところchatGPT搭載のLINE公式アカウントをフルで運用してるぜ、というユーザーは少ないんじゃないでしょうか。
今後の展望として、Lステップやエルメなどの拡張ツール側がchatGPTを導入できるように機能開発していく流れになるだろうと筆者は予測を立てています。こうなるとLINE公式アカウントはますます便利になっていきますね。
LINE公式アカウントのランキングが存在していた
タイトル:User LocalLINE公式アカウントランキング
UserLocalにLINE公式アカウントのランキングがあったので、今月のニュースでもないですがお知らせします。地域別にみていくと、数万程度のアカウントなども入っているため、同業他社の参考にアカウントを探したい人などは活用してみて下さい。ただ、友だちの数が多い=LINE公式アカウントの構築&運用がうまい、という訳では全然ないので、あまり役に立つシーンは思い浮かびません。UserLocalと言ったら、Vtuberのランキングなどが有名ですね。一時期、よく見てました。
LINE公式アカウントの運用がうまいアカウントが知りたい!と言う方は、過去に筆者が調査した以下の記事なんかもご覧ください。300アカウントの調査で、業種別に運用の上手いアカウントをおすすめすることも出来ますよ。お問合せはお気軽にどうぞ。
7月の総括
今月のピックアップは以上です。このメディアも気楽に始めて、のんびり月1回更新を続けていますが、別の記事もそろそろ書いていきたいなと思っています。
例えば、LINE公式アカウントのツールがたくさん乱立していてどれを選べばいいのか分からない、といったニーズに応えて、各機能ごとの比較記事などを書いてみるとお役に立つ情報になるのではないかと考えています。
LINE公式アカウントと各拡張ツールの違いって、実際に複数のアカウントを運用してみないと分からないものなので。かくいう筆者も、LINE公式アカウントだけを企業運用担当者として運用していた時は、LINE公式アカウントだけで十分じゃないかと、そう本気で思っていたこともありました。Lステップやエルメでアカウント構築するようになって、やっぱり人気の拡張ツールには人気なだけの理由があるなと強く感じます。
引き続きLINE公式アカウントとその拡張ツール界隈のニュースを広く取り上げていきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
記事更新を待つよりも、てっとり早くLINE公式アカウントについて質問させて欲しい、と言う方は以下のお問い合わせ窓口からご連絡下さい。無料でLINE公式アカウントについてなんでも回答させて頂きます。
そしてLINE公式アカウントの構築&運用も引き続きお仕事をお受けしておりますので、読者の皆様、どうぞよろしくお願い致します!