2023年12月のLINE公式アカウントに関するニュースの中から、気になるトピックをまとめてお知らせいたします。
- 無人販売店舗「ORBIS Smart Stand」がLINEを活用したサポートの実証実験
- リッチメッセージの作成がスマートフォンだけで出来るように
- LINE公式アカウントで収益化が可能に、トークルーム広告
- LINE公式アカウントと公式アプリ 利用実態調査
- LINE公式アカウント運用チェックリスト50が無料公開!(クウゼン(KUZEN))
- メガネの「Zoff」LINE公式アカウントの会員数が500万人を達成
- Yahoo!マップとYahoo!検索に「友だち追加ボタン」が表示されるようになる
- LINEマーケティングツール「L Message(エルメッセージ)」の登録者数が3万人突破
- LINE公式アカウントのアップデート情報2023まとめ
- 12月の総括
無人販売店舗「ORBIS Smart Stand」がLINEを活用したサポートの実証実験
タイトル:オルビス、無人販売店舗「ORBIS Smart Stand」でLINEを活用した接客の実証実験
前月の記事に続いて今月も無人店舗でLINE活用のニュースを見つけました。こちらは既に無人化を実現しており、そのサポートとしてLINE公式アカウントを活用するといった取り組みになります。確かに無人店舗にも書店のように誰も居なくても回せる業種と、サポートがやっぱり必要だという業種があるため、今後はこのようなサポートに着目した取り組みが増えてくるかも知れませんね。LINEが選ばれた理由としてはやっぱりみんな使っているアプリだから、という点が大きいです。
リッチメッセージの作成がスマートフォンだけで出来るように
タイトル:【リッチメッセージ】管理アプリで作成可能に
リンク:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20231206/
スマートフォンアプリだけでLINE公式アカウントは運用できるのか? もちろん可能です。ただし一部制限があります。こちらの記事ではとても嬉しいアップデートのお知らせです。メッセージ配信時に多くの事業者が利用しているであろう「リッチメッセージ機能」がスマホ対応となりました。リッチメッセージについてはこちらをご覧ください。
LINE公式アカウントで収益化が可能に、トークルーム広告
タイトル:【トークルーム広告】広告表示による収益化機能の一般提供を開始
リンク:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20231206-01/
LINE公式アカウントの収益化手段がまた一つ増えました。メンバーシップ機能(いわゆるサブスク機能)が2023年1月にリリースされてからまだ1年経っていませんが、今度はLINE公式アカウントのトークルーム上に広告を表示できるようになったとのこと。広告収益の一部が分配される仕組みになるため、Youtubeと同じような形ですね。
こちらの広告ですが、広告経由でトークルームを離れてしまうこともあるため、基本的にはリアル店舗で運用されているLINE公式には表示させなくても良いと思います。反対にLINE公式を使ったゲーム性のあるアカウントなどは広告を貼って収益化しやすくなったのかなと思っています。この辺りもYoutubeと似ていますね。広告だけでマネタイズするのは難しいと感じますが、メンバーシップ機能+トークルーム広告を組み合わせれば、従来なかったような新しいLINE公式アカウントの運用方法などが生まれてくるかも知れません。
メンバーシップ機能については以下の記事も併せてどうぞ。
LINE公式アカウントと公式アプリ 利用実態調査
タイトル:企業・店舗LINE公式アカウントと公式アプリ、消費者はどう使い分けている?【DearOne調査】
LINE公式アカウントと公式アプリどちらをよく利用するか? の調査に関する記事です。公式アプリとLINE公式アカウントの関係は必ずしもどちらか一方を選択する必要があるわけではないため、両方を運用するのが筆者としてはおススメのやり方です(公式アプリを既に作っている企業が前提)
初回来店までのお知らせ用としてLINE公式アカウント、来店後は公式アプリをインストールしてもらう、という流れは自然かなと思います。LINEログイン機能を活用して、友だち管理も忘れずに行いたいですよね。LINE公式アカウントは開発コストがかからないため導入しやすいといった利点があります。
LINE公式アカウント運用チェックリスト50が無料公開!(クウゼン(KUZEN))
タイトル:「LINE公式アカウント運用チェックリスト 50項目」を無料公開しました
リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000017833.html
こちらはLINEマーケティングツールの「KUZEN」を運営している株式会社クウゼン社のプレスリリースです。運用ノウハウを持っているアプリ開発元がこういった資料を公開してくれるなんて有難いですよね。運用に困っている担当者はぜひ入手してみて下さい。
ちなみに筆者も無料でチェックシートを配布中ですので、以下の記事も併せてどうぞ!
メガネの「Zoff」LINE公式アカウントの会員数が500万人を達成
タイトル:メガネブランド「Zoff」LINE公式アカウントの会員数が500万人を達成
リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000639.000002864.html
私のメガネもzoffです。ありがとうございます。ZoffのLINE公式アカウントを見てみると、素晴らしい仕上がり具合です。私の趣味は気になったLINE公式アカウントに登録してみてうまく運用されているかをチェックする事なのですが、こちらのアカウントも超優良、見習いたいアカウントとなっています。
結局のところ、LINE公式アカウントってスマホに最適化されたHP(公式サイト)なんだと思います。スマートフォンが普及していなかった時代はWEB上にHPとりあえず作っておけば良かったのですが、昨今、SNSも運用するようになって企業のネット活動が散り散りになっている状況にあると思うのです。それをLINE上でスマートに集約することが出来るのがLINE公式アカウントという訳なんですね。なので、LINE公式アカウントをまだ未作成の事業者の方はぜひ作って下さい! 無料です!
Yahoo!マップとYahoo!検索に「友だち追加ボタン」が表示されるようになる
タイトル:【LINEヤフー】Yahoo!マップとYahoo!検索、LINE公式アカウントとの連携を強化し、マップ上や検索結果からも店舗のLINE公式アカウントを友だち追加可能に
リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000129774.html
LINE公式アカウント運営事業者に朗報です。Yahoo!マップとYahoo!検索で表示されるお店の情報ページに友だち追加を促す緑色のボタンが追加されるようです。軽く調べてみたのですが、まだボタンは見当たりませんでした。アップデートを待ちましょう。
LINE公式アカウントの友だち追加導線が増えるのは喜ばしことですね。併せて、Googleマップだけでなく、Yahoo!マップへのお店の登録なども行っておくと良いでしょう。MEO対策は一般にGoogleマップだけに注力している事業者さんが多いかと思いますが、Yahoo!マップ利用者も少なくないためお店情報を充実させて、そこからLINE公式アカウントへ誘導するという導線を張っておくのはコスパがよい取組みだと思います。地図アプリの利用率はこちらの記事が参考になりますよ。
LINEマーケティングツール「L Message(エルメッセージ)」の登録者数が3万人突破
タイトル:エルメの登録者数3万人を突破!導入メリットは?機能や料金プランも
リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000059114.html
エルメはリッチメニューなども含めて多くの機能を「無料」で利用することが出来るのでコスパがとてもよいLINEマーケティングツールだと思います。管理画面も複雑ではなく、構築にあたっての学習コストも高くありません。これからLINE公式アカウントの導入を検討中の事業者はチェックしてみて下さい。
ただ、注意点としてこれらのマーケツールは数多くあるため、運用にあたっての目的と自社にとって最も使いたい機能は必ず明確にした上で、最適なツールを選ぶようにしましょう。
LINE公式アカウントのアップデート情報2023まとめ
タイトル:LINE公式アカウント、2023年の振り返りと2024年の展望〜料金プラン変更の影響、LINEヤフーの統合他(ECのミカタ)
2023年のLINE公式アカウントアップデート情報をまとめてくれている記事です。今年一年、ECのミカタには私も大変お世話になったのです。LINE公式アカウントを運用しているEC事業者にとっては必見のサイトですね。
12月の総括
2023年最後のニュース記事となりましたが、今年1年を通して色々と大きな話題がありましたね。LINEとYahooの統合や、収益化に関するアップデート(メンバーシップやトークルーム広告)なんかは、LINE公式アカウントの将来性を強く感じさせてくれるものだったと思います。2024年も継続して話題を追いかけて行きますので、情報収集の一環として本ニュース記事をお楽しみ頂ければ幸いです。
ちなみに今月も上記メインで取り上げなかったおまけのニュースがあります。⇒ こちら
LINE公式アカウントが自動応答で運営されているものだと思って恥ずかしいメッセージを送ったら、中の人がちゃんと返答してくれた、という話題です。LINE公式アカウントを運用していないとやはり誰も見ていないと思ってしまいますよね。何かしらメッセージを送った友だちのトークルームは、管理者側でちゃんと見ることが可能です。自動応答にしていると「無人」のイメージが強いですが、自動応答から手動に切り替えれば、メッセージは過去分も含めて残ったままなので閲覧できる仕様です。ちょっとほっこりニュースでした。
そのような訳で、12月のニュースまとめは以上です。それではまた来月!
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✓ 自社でLINE公式アカウントを導入するなら、どのツールが最適ですか?
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✓ 既に運用しているLINE公式アカウントの改善案を教えて欲しい
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